夏の思い出を💩
7月は立て続けについていない事が起きた。
交通事故、コロナ感染、近くの工場で火事があって住まいが1週間の停電。
沢や川で、あわやということもあり、人災、自然の理になす術もなかった。
弱り目に祟り目とはよく言ったもんだ、7月はそれが盛り沢山であった。
そんなさなか、恒例のキッズスクール企画シャワークライミングが
コロナに罹ってしまい中止になった。
参加を楽しみにしていた子どもたちには申し訳ない気持ちになった。
けれど、この夏は2回企画していたので、弱った体と心を回復
させて、2回目のシャワークライミングにこぎ着くことが出来た。
いつも沢のチョイスで悩む。
どんな沢が、子供を連れていくのにBestなのか…
自分目線ではよかれと思っても、子どもにとってはしんどい、
辛いだけの場合もある。
子どもの体の大きさや体力に考慮して、場所を選らばないといけない。
辛いだけの記憶で終わるよりも、行程に余裕を持って、
道中enjoyしながら「楽しかったなぁ~」で終われるような
山行をしなさいと、毎度、お上から口酸っぱく言われていてるが、
今回はどうだろう?と思いつつ…
行先は兵庫県宍粟市の沢。
碧く水を湛えた渓谷にはほどよい小滝、淵、プールがあり結構楽しめる。
沢沿いには林道が隣接して、下山も楽なのが嬉しい。
参加ファミリーは、いつもの顔ぶれ、world boyな2人とその弟。
沼ともいえるこの沢の世界に魅力を感じ、入り込んだのだろう。
“夏といえば沢” 的な思考に陥り、禁断症状になっているに違いない(←妄想)
ともあれ、当日は天気はどんより曇っていたが決行できた。
着なれないライフジャケットや安全のためのヘルメット、
軍手をつけて、
遡行開始する。
ザブザブと沢に足を踏み入れ、滑らぬように足元を確認しながら歩く。
大人でも普通にバランスを崩して転んでしまう、慎重に、慎重に。
足がつかないプールがあれば大はしゃぎ、水泳大会の始まりだ。
悠久の自然がつくる森、その中を流れる碧く澄んだ水に、
興奮を覚えているようだ。
メルヘン蔦ブランコ(来年も蔦は切れずにあるだろうか?)
天然大木をビート板にして流木押し水泳。
腹がまだら模様のカエル掴み(男の子ならでは!)
ウォータースライダー(大人でも楽しめます!)
水切り(まさる兄さん水切りし過ぎで肩痛めたかな!?)
一つ一つが、子どもたちにはアドベンチャー!
好奇心からくる出会いと発見。
自然を何でも遊び道具に変えてしまう創造力。
甲本ヒロトが “創造力それは愛だ” というフレーズを唄っていたが、
愛(無心になれる心、幸せの心)があれば、はかりしれない創造が
生れるのだろうと。
こんな光景をみて、そう思うのである。←拡大解釈しているのかな?
Go shower de Go!!
大滝を見て、遡行を終了。
無事みんなケガなく下山できた。
こうして子どもが安全に楽しむには、ひとえに人の力が必要であること。
ノボリバスタッフだけでは、目や手がいき届かない。
同行スタッフが少なかったために、万が一というアクシデントだって
あるかもしれない。
人手がいて助かったとしばし思い、今回、心よくサポートしてくれた
船長、副船長には感謝したい。
自然の力、人の力に触れて、夏を感じ、ひとつ思い出として残る。
経験が人生を左右する。
そんな子どもたちの経験知に携わることが出来ていれば本望だ。
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